無料で使えるプロ仕様DAW!?「ProTools First」導入ガイド「Part.1 入手~インストールまで」

DTM/音響関連

やーめーん。桃莉瑠衣です。

月一程度しかブログを更新しなくなりました。

その間でも音源は出しています。

この音源に関しては、「サウンドクリエイター歴13年、現在MIX100曲斬り実施中」のぱぱしゅみさんによりMix/Mstをいただきました。

例にもれずこの音源もMIX配信が行われ、様々なアドバイスを貰えたのでめっっっっっちゃ得しました。

配信アーカイブ(1時間20分ありますので別窓推奨)

使われているDAWは「Cubase Pro」ですね。

単品で6万円ほどの高機能なDAWです。

 

さて、本日は無料で使えるDAWのひとつ「ProTools First」のご紹介、そして「歌ってみた」を想定した使い方などの解説をしていきます。

※2020.9対応に伴い一部加筆しました。

使用しているPCやデバイスの違いにより、設定内容などが異なる場合があります。

予めご了承ください。

実はいっぱいある無料のDAW

Cakewalk(Bandlab)

これはCakewalk社が開発していた「SONAR」がルーツとなっているものです。

Bandlab社に移管したことで無料化し、元の開発メーカーがそのままソフト名になりました。

多少機能は減ったようですが、付属のプラグインも豊富で、VSTプラグインを使用して更に拡張することができます。

ただネックなのは、PCのスペックをそれなりに要求されることです。

他のDAWでも言えることですが、だいたいCore i5(Ryzen 5)クラスのCPUで、メモリは8GB-16GB程度が望ましいかなと。

DAWにお金をかけない分プラグインや機材に回す、という戦略もアリかもしれません。

Studio One Prime(PreSonus)

Recに特化してMIX師さんにお任せをするなら間違いなくこれ、と断言できます。

操作性の良さがピカイチ。ただし付属プラグインは少なく、VSTなどの外部プラグインも使用不可。

外部プラグインによる拡張性や優秀なプリセットのプラグインを使いたい場合はArtist以上を購入する必要があります。

ただ、Artistを買うならついでに機材も買い替えて刷新、というのもアリかなと・・・実は単品価格が変わらないんですよ。

学生さんなら半額でアカデミック版という選択肢もありますし、更に迷います。これが沼です。

ProTools First(Avid)

こちらもStudio One Primeと同じくプラグインの入手は限られます(Avidマーケットプレイスでの購入となる)が、ミックス・マスタリングの一連の作業ができる程度には揃っています。

今回のエントリーではこちらを紹介していきます。

他にもAbleton LiveFL StudioREAPER、また上記に挙げたDAWの上位版(Cakewalk除く)など、制約ありのデモ版がありますが、こちらでは「純粋に無料で使えるもの」を選定して紹介しております。

ProTools Firstとは?

はい、そろそろ本題に入りましょう。

ちなみに、何故ProTools Firstを選んだのかというと、完全に自分の好みです。

レビュー記事はこちら

ProToolsを使い始めて3ヶ月が経過していますが、かなり気に入ってしまっていて、Studio Oneが完全に引っ込んでしまうくらいには。

元々はレコーディングスタジオで広く使われている「ProTools」の無料版

ツッコミどころ満載の作業風景。更にサボっている。(左がProToolsの画面)

一般においては「名前は知ってるけど・・・」といったくらいのものかなーと。

ですが、レコーディングスタジオなどでは広く使われており、楽曲のPVにたまにある制作シーンで映り込んでたりとかもします。

登場一発目にPCに映っているもの、見たら一発でわかりますね。

今回紹介するものは無料版ですが、操作性、ショートカットキーなどの使い心地はProToolsそのもので、ショートカットキー習熟の足がかりになります。

ただ、留意すべき事項はいくつかあります。

製品版より制約あり

先述の通り、外部プラグインが専用のショップで購入しないとほとんど使用できない

(手持ちの外部プラグインがたまに紛れ込むことはあるが・・・)

現在の最新Ver.は2020.9

First版は製品版の無印や上位のUltimateと比べ、アップデートが全然進んでいません。

※2020.9のリリースに伴いFirstも揃いましたが、製品版に比べて細かくアップデートはされていません。

ProToolsに限らずこういうのってありがちなのですが、なかなか困りますね・・・

バグフィックス(不具合の修正)や機能の改善などの恩恵が受けられないというのはちょっと痛いです。

製品版では「フォルダートラック機能」が追加されましたが、Firstでは最新Verでも適用はされていません。

それなりのPCスペックが要求される

ProTools First システム要件(Avid公式)

目安としては製品版のProToolsより少し下くらいの要求スペックです。

取り扱えるトラックの少なさなどを考慮するともう少し低めに見積ることも可能かもしれませんが・・・

製品版と比較すると起動時が重かったりするので、なるべく余裕のあるスペックのものがいいです。

「自分のPCで動くかどうか」の目安を確かめる方法としては、Windowsでは左下の「スタートボタン」を右クリックして「システム」を選択し、表示された画面の「デバイスの仕様」を見てみましょう。

この項目のうち「プロセッサ」と「実装RAM」がそれぞれ「Core i5以上」「8GB」程度なら動くのではないかと思われます。

導入手順(Windows版の場合)

Avid公式サイトからダウンロード

Avidマスターアカウント作成

まずは公式サイトに行きましょう。

少し下にスクロールすると3つの選択肢が出るので、一番左の「Download」をクリック。

Avidマスターアカウントを持っていない場合は、「アカウントの作成」をクリックすると、下のような入力ボックスが出てきます。

必要事項を入力して「送信」をクリック。

iLokアカウントの作成

ソフト認証用の「iLokアカウント」も必要なので作っておきましょう。上のチェックボックスを入れるとAvidアカウントと同じメールアドレスでiLokアカウントが作られます。

 

ダウンロードリンクの取得

アンケートのようなものが出ますので適当に回答しておきましょう。

「ダウンロード・リンクをメールで送信する」ボタンをクリック・・・の前に、メールアドレスは間違いのないよう今一度確認を。

ここまで完了すると、3通のメールが届きますが、そのうち1つの「Welcome to Avid」というメールを開き、「Yes」をクリックして認証をします。

Avidマスターアカウントでログインしてダウンロード

このリンクから先程作成したアカウントにログインしてみましょう。

ログインしたら、左側「ユーザーの製品とサブスクリプション」を選択。

下記の画面が出てきたら、「製品詳細とダウンロード・リンク」隣の「表示」をクリックすると・・・

ずらっと出てきましたが、最新バージョンの「2020.9」をダウンロード。

2.76GBありますが、インストールすると更に埋まります。ストレージには余裕をもたせましょう。

インストール作業

ダウンロードが完了したら早速インストールですが、その前にzipという圧縮ファイルになっているので、展開してからインストール作業に入ります。

圧縮ファイルの展開

中身を見てみましょう。

ちなみに僕が使っているアーカイブ管理ソフトは「7-Zip」です。

Windows10のデフォルトでも同様の見え方をすると思います。

開くと「Pro Tools First」というフォルダがありますので、これをお好きなところにドラッグ&ドロップして展開してしまいましょう。

実行ファイルを開いてインストール開始

展開したフォルダに「setup.exe」がありますので、こちらを開いてインストール開始です。

あとは大体「OK」「インストール」「次へ」、

利用規約(長い文章の出てくるところ)は「同意します」を押しつつ適宜待てばインストールは終わります!!

適当ですみません。ですがこれ本当なんです。

インストール後は再起動

インストールが終わったら必ず再起動をしてください。

再起動をせずにそのまま起動しようとするとどっかしらでバグったり固まったりします。ほぼ確実に。

PCの入力ジャックで使いたい場合は「ASIO4ALL」を

基本的にこの手のDAWの場合はオーディオインターフェイスの使用が前提となりますが、それらの機材をお持ちでない場合はASIO4ALLというソフトウェアを入れる必要があります。

一番上の2.14が最新バージョンです。

こちらのインストール時には、「Off-Line Settings」を忘れずに。

まあ、これを機に導入するのもアリですが。

ちなみにFocusrite製品はProTools First用のプラグインもバンドルされています。

ちなみに僕が使っている「Avid MBox 3rd」はメルカリにて5000円で拾ってきた中古品です。

DAWのバンドルなどを重視しない場合はこういう選択もアリかなと。

起動~プレイバックエンジンの設定

いよいよ初回起動です。

下記の画面が表示されたら、ダウンロード時に作成したAvidアカウントのメールアドレス・パスワードを入れてログインしましょう。

ログインが完了したら、プラグインの読み込みの後に「プレイバックエンジンの設定」画面が開きます。

他のDAWを使用している場合、他社製プラグインの読み込みもしてしまうためかなり時間がかかります。

まず「ようこそ」というメッセージが開く。「OK」を押すとプレイバックエンジンの設定。
プレイバックエンジン設定。オーディオIFを使用している場合はその型番を選ぶ。

ここで注意しておきたいのは、「Windows Audio Session」を選んではいけません。

また、「Realtek ASIO」などのオンボードサウンドのASIOドライバを選んでも動作不良に陥ります。

「エンジンを最適化」の項目に関しては、歌うなら「録音」、作曲やミキシングの場合は「再生」にしておくといいかもしれません。試したことはありませんが。

プロジェクトの作成

ここまで来たらもうすぐです。

「テンプレートから作成」のチェックを外すと、まっさらなプロジェクトファイルが立ち上がります。

「クラウドにバックアップ」というチェックを入れると、プロジェクトファイルがAvid Cloudに保存されますが、

「クラウドプロジェクトは3つまで」という制限がありますので、ガンガン録音したい場合は外しておきましょう。

作成完了!

これで初期導入は完了です。

まとめ・次回予告

さて、これで録音する準備は整いました。

しかし、そのために必要な「トラックの追加」「オケデータの取り込み」など、まだやらなければならないことはあります。

Part2は「歌ってみた」に特化した録音前の設定やセッションの組み方についてご紹介していきます。

無料で使えるプロ仕様DAW!?「ProTools First」導入ガイド「Part.2 『歌ってみた』のための設定・セッションづくり」

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