「ハイレゾ音源」って何?素人なりにわかりやすく説明してみる。

DTM/音響関連

調子はどうだ兄弟!!桃莉瑠衣です。

この始まりのネタもそろそろ切れてきています。

Reno Aのレビューさぼってすみません。

さて、今回のネタは「ハイレゾ音源」です。

確か2013年から流行り始めて、当時は機器も高額なものばかりでしたが、2016-17年あたりから低価格なものも出始め、現在は手が届く価格帯のものが多くなっています。

しかし、そもそも「ハイレゾ」ってなんや?という方々も多くいらっしゃると思いますので、その解説をしていきます。

 

「ハイレゾ音源」ってなんぞ?

さて、早速その前に「ハイレゾ音源」のお勉強タイム。

通常音源(CD・配信)ハイレゾ音源
ビット深度16bit24bit(最大32bit)
サンプリングレート44.1kHz/48kHz48kHz/96kHz(最大384kHz)

というわけで簡単にまとめました。

ハイレゾ音源側の「最大」の数値は、現在確認されているもので一番数値が高いものです。一般的には24bitで48kHzか96kHzが多いです。

ハイレゾ音源のほうが両方とも数値が高いですね。

これは何を表しているかというと、「音の中の情報量」を表しています。

ビット深度

これは「量子化ビット数」とも言い、大きいほど「原音に忠実」だと言われています。

「段階」という単位を使うので、皆さんには「階段の細かさ」としてイメージしていただきましょう。

例えば、よく聞くピコピコ音でお馴染み「8bit音源」なんかは、256段階になっています。

16bitになると、8bitの256倍である65536段階の情報量となります。一般的なCD音源や配信サイトでの音源はこれらに相当します。

そして、24bitに上がると、なんと驚きの1677万・・・段階というよりもはや緩やかに曲線を描いています。

こんな感じで「情報の密度が細かくなる」ので音質がよくなる、というわけです。

サンプリングレート

これは「1秒間に何回アナログ信号を標本化したか」という指標です。

「標本化」ってなるとわかりづらいですが、「サンプリング」という言葉は普通に音楽業界・界隈で使われていますね。

名曲のワンフレーズや歌詞の一部の引用のことを指しますが、あれも一部を抜き取るわけですから、「標本化」とも言えます。

CDやPCで音楽を聞く場合、その過程で「デジタルからアナログへの変換」が行われていまが、それも「サンプリング」と称します。

一般的なCDや配信音源の場合は44.1kHzなので、1秒間に44,100回もサンプリングしています。途方も無いですね。

それがハイレゾ音源の高音質な部類になると倍の96,000回、中には更に倍の192,000回サンプリングしているものもあるわけです。

サンプリングしている回数が多いほど、取得できる情報も多くなるわけです。

ヒップホップや各種ジャンルで使用されている「サンプリング」の場合、有名な詩やメロディーラインの引用だとわかりやすいですよね。

こっちのサンプリングでは美味しいところを取って沸かせることができないので、とにかく数を重ねることになります。

「ハイレゾ音源」の基準って?

 

実は先程お話した「ハイレゾ音源」というのは、広く出回っている一般的なもののお話で、実は「ハイレゾ音源」というものには基準があります。

しかも、意外と広いのです。

こちらについては、まず「音源」、そして「スピーカーやイヤホン等」、そして「プレイヤー」に関しての基準が存在します。

こちらはJEITA(電子情報技術産業協会)という業界団体によって制定されており、世に出回っているハイレゾ製品はこれらの基準に基づいて商品の開発・製造・販売が行われています。

日本オーディオ協会によるハイレゾ解説

音源

音源に関しては、CD音源や配信音源で一般的な、ビット深度が「16bit」、サンプリングレートが「44.1kHz」または「48kHz」を超えるものというのが基準となっています。

そして、いずれか片方がこの数値を超えていればOK。

例えば、24bit/44.1kHzとか、16bit/96kHzなんかもハイレゾとして認められる、ということです。

流石に後者のような音源は見たことがありませんが、一般的に流通しているものだと24bit/48kHzはアニソンやポップス等で特に多く見かけます。

スピーカー・ヘッドフォン・録音機材

一番大事とも言えるこれらの機材。

スピーカーやヘッドフォンなどの再生機材、マイクなどの録音機材に関しては、周波数帯域(再生可能な音の高さ)が「40000Hz」以上のものが対象となり、基準を満たすものには金色のシールが貼られています。

ただし人間の耳が聞き取れる範囲は一般的に「20Hz-22000Hz」と言われているので、そこまであっても差は感じないのではないか?と多少疑問ではあります。

プレイヤー・DAC・PC・スマートフォン

これらの機材に関しては、基本的にビット深度が「24bit」、サンプリングレート「96kHz」が基準です。

Bluetoothイヤホンなどもこれは同様です。

どうやって聞くの?

さて、概要はあらかた説明したところで、まず気になるのは「視聴環境の整え方」だと思います。

パソコン

パソコンの場合は、最近のモデルであれば比較的容易に聞けることがほとんどです。

あくまでWindows機の場合ですが、余程昔のPCを使っていない限り、最低でも24bit/96~192kHzには対応しています。

というわけで、Windows10 1903の場合の設定方法を解説します。

①画面左下のスタートメニューをクリックして、「サウンド」なり「sound」なり入力。

 

②サウンド設定画面が出てきたら、右上の「サウンドコントロールパネル」をクリック。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

③以下のような画面が出てきたら、その中の「既定のデバイス」になっているものを右クリックし、「プロパティ」へ。

「既定のデバイス」に指定されているものは、「今現在音が出ているところ」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

④プロパティが開いたら「詳細」のタブに移動し、「既定の形式」のプルダウンメニューで、目安として24bit/96kHz以上の設定にします。

※失敗して見切れていますが気にしないでください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これで設定は完了です。

画像の「推奨設定」の理由

推奨設定を予め設けたのは、DTMでもやらない限り「そもそも使う機会がない」こと、そしてノートPCなどで負荷の増大を防止するためです。

最高設定クラスの音源を扱わない限り大丈夫かもしれませんが、念の為。

ノイズが気になる、DSD音源を聞きたい、etc…

パソコンの備え付けのイヤホンジャックでも高音質の恩恵を受けられるようにはなりましたが、モノによっては何も鳴っていない時に「サー」というホワイトノイズが流れたり、他の電気的なノイズが邪魔をする場合もあります。

また、ハイレゾ音源とは違う形式で「DSD(1bit音源)」なるものも存在し、そちらも気になるという方もおそらくいらっしゃるかと思われます。

その場合は、USB接続のオーディオインターフェイスやDACを購入し、使用することをお勧めします。

内蔵のサウンドデバイスは基本的にノイズの飛び交う戦場にいるようなもので、余計なものが乗りやすいのです。

自作PCやBTOなどでゲーミング仕様のマザーボードの場合、上位のサウンド制御チップが載っていたり、ノイズ対策が行われている場合が多いです。また廉価帯でも気にならないレベルに到達してはいますが、「環境による」としか言いようがありません。

気になる場合は導入をおすすめします。

ちなみに僕が使っているのは「Steinberg UR12」です。

また、僕が使用しているマザーボード「GIGABYTE Z390 AORUS ELITE」の場合、オンボードでもノイズは気になりませんし、「LINE OUT」端子に繋ぐとDSD音源まで再生できてしまうというスグレモノだったりします。

僕はUR12がもはや主力と化しててあんま使ってませんが・・・

スマートフォン

HUAWEI P30 liteのモックアップに貼られているハイレゾシール。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スマートフォンの場合、まずハイレゾ再生に対応している機種かどうかを確認する必要があります。

iPhoneは残念ながら単体での再生には対応していません。

しかし、Lightning端子で接続するタイプのイヤホンを使用したり、ポータブルアンプ(DAC内蔵型)を使用することによって、ハイレゾ音源を楽しむことができます。

Androidの場合は、ここ1-2年以内にキャリア(携帯会社)から出ている上位モデルならおおかた対応している、と見ていいでしょう。

ただし、低価格帯のものは対応していないこともあるので、カタログのスペック表などを見て判断するのが最善です。

もし対応していない場合でも、iPhone同様にUSB Type-C対応イヤホン(Type-C搭載端末の場合)や、DAC内蔵のポータブルアンプなどで対応できます。

ただこの場合は、完全に対応させるために音楽用のアプリを用意する必要があり、しかも有料なんてこともあるんですよね。

プリインストールの音楽プレイヤーが対応している場合もありますが。

DAP(デジタルオーディオプレーヤー)

対応DAPの中でもハイエンドなもの。お高い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

パソコンを持っている場合はウォークマンなどのDAPを買ってしまうほうが一番手軽です。

また最近では単体でWi-Fiに接続し、音楽をダウンロードできるDAPも存在します。

Wi-Fiで通信できるものの場合、操作感はAndroidベースが多いため、使い慣れている人にはいいかもしれません。

ただし、Wi-Fi搭載機種であったり、「音質が良い」と謳われているものほど、大きさや重量、そして値段もデカいものだったりします。

コンパクトで安価なものも多くはなりましたが、基本的にパソコンでもってデータのやりとりをすることを念頭に置いたほうがいいかもしれません。

Tips:ハイレゾ音源のデータの大きさ

だいぶ後半になってから言ってしまいましたが、これは外せない話題です。

ハイレゾ音源は「情報量が多い」とお話しましたが、その分データ容量も桁違いに大きいのです。

 

 

どちらも同じ音源ですが、サイズにご注目ください。

上はAACファイル(256kbps)、下はハイレゾ音源(24bit/48kHz)です。

桁がもはや1個違います。

ちなみに24bit/96kHzの場合、ファイル1個あたりのサイズは余裕で100MBを超えます。アルバムだと1GB以上。

4G回線でデータ容量5GBのプランの場合、アルバム5枚で上限に達します。

ハイレゾ音源をガッツリ楽しみたい場合は、大容量の回線(光回線接続のPCまたは接続されたWi-Fi推奨)と大容量のストレージ(SDカード、SSDなど)は必須です。

この記事に関しては、ハイレゾ音源による「音質の良し悪し」など、それらの官能的な部分には触れず、あくまで理論的に「どういったモノなの?」というのを突き詰めております。

この「中身」を知った上で、自分なりの楽しみ方を見つけてみてください。

ちなみに僕は「データ容量デカくて扱いづらい!!音の良し悪しも判断つかん!!・・・CD音源で充分じゃね?」ってなりました。

基本スマホもPCもSpotifyのストリーミングで完結しちゃってるので、質云々より「扱いやすさ」をどっちかというと重視しちゃいます。

なので、Amazon Music HDなどのサービスがありますが、どうも使用頻度が落ちます・・・

おまけ:参考記事

16bitと24bitの違いとは?レコーディングビット数とノイズの関係性

 

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